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ATR News Letter 第46号 2020年1月14日発行 

いつもATRの事業活動にご理解、ご支援をいただきありがとうございます。
研究開発および事業開発の最新のトピックスやイベント情報などをお届けします。


▼ 代表取締役社長 浅見徹 新年のご挨拶 ▼



代表取締役 社長
浅見 徹

明けましておめでとうございます。
1986 年創立以来、ATRは国内外の大学や研究機関、企業等との研究交流、共同研究を積極的に進めつつ先駆的・先端的な研究開発に取り組み、近年は、健康長寿社会の実現を目指し研究と事業化に取り組んでおります。
音声認識のように30年前の研究が最近になって実用化する基礎研究もあります。基礎研究には長い展望に基づく今を考えられる研究者が必要です。 それがあれば、目先の技術動向に右往左往せずに腰を据えた研究開発をすることができます。大阪・関西万博が開かれる2025年までに、AIが人間を凌駕するシンギュラリティまでの期間の1/5が過ぎます。大阪・関西万博が開かれる2025年までに、AIが人間を凌駕するシンギュラリティまでの期間の1/5が過ぎます。 この意味で、どのような「いのち輝くシンギュラリティ社会」を目指して科学技術を推し進めるべきか示すことが重要です。 人工知能や電波COE等、けいはんな地区の研究拠点としての認知をベースに、国内外との研究交流や共同研究を通じて新たなビジョンを示さなければならないと考えます。

引き続き本NewsLetterを通じてATRの諸活動をご理解いただき、ご興味を持っていただければ幸いです。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。


▼ トピックス ▼


≪ATRオープンハウス2019開催の御礼≫

昨年10月31日~11月1日、「研究開発・イノベーション拠点が拓く未来社会」を テーマに「ATRオープンハウス2019」を開催しました。
講演では、国内外の著名な研究者が講演や議論を繰り広げ、終始熱気にあふれていました。展示については、ATRの研究開発分野のみならず、関連会社、ベンチャー企業などを含む68件ものポスター展示とデモンストレーションを行い、ATRのビジョンをご体感いただく良い機会となったのではと考えています。
また、来場者へお配りしたプログラム集を公開しました。こちらからご覧いただけます。
次回オープンハウス2020の開催情報は、本News Letterやホームページにて随時お知らせします。皆さまのご来場をお待ちしています。

(ATRオープンハウス2019の様子)


≪研究開発≫
  • 【報道発表:2019.10.29】
    主観的な恐怖体験と客観的な恐怖反応がそれぞれ異なる脳内表象を持つ ~心と身体の解離~
    主観と客観の相違、さらには客観的な生体反応の強さは扁桃体等で予測可能な一方で、主観的な恐怖体験の強さは前頭前野で予測可能であることを明らかにした成果が「Molecular Psychiatry誌」に掲載されました。
     https://www.atr.jp/topics/press_191029.html
  • 【報道発表:2019.11.13】
    5Gで軽種馬を育成支援、8Kライブ映像を活用した実証試験を実施
     ~世界初、8Kライブ映像をドローンから5Gで伝送し、トレーニングを遠隔観察~
    11月4~12日に、KDDIやシャープ、東京大学、北海道新冠町、日高軽種馬共同育成公社と共同で、総務省の5G総合実証試験を実施しました。
     https://www.atr.jp/topics/press_191113.html
  • 【報道発表:2019.12.24】
    牛舎内で5Gを活用し、飼育員の作業効率化を支援する実証試験を実施
     ~5Gで伝送した4K映像による耳標の読み取りと乳牛の見守り~
    11月16~25日に、KDDI、宮崎大学、北海道上士幌町、とかち村上牧場と共同で、総務省の5G総合実証試験を実施しました。
     https://www.atr.jp/topics/press_191224.html
  • 【報道発表:2020.01.10】
    どんな薬のどんな副作用、効能でも予測できる人工知能(AI)を開発
     ~バーチャル創薬、バーチャル治験への活用に期待~
    Karydo TherapeutiXと共同で、ヒトで起こる副作用や効能を高精度で予測できるAIシステムを開発し、細胞やヒト以外の動物とヒトとの種差由来副作用や有効性の相違による問題を解決し得る成果として、「iScience」オンライン速報版で公開しました。
     https://www.atr.jp/topics/press_20200110.html


≪事業開発≫
  • 【製品リリース:2019.11.18】
    「ATR日本語高齢者音声データベース」「ATR日本語子供音声データベース」など新たなデータベースのライセンスを開始しました。
     https://www.atr-p.com/products/sdb.html
  • 【報道発表:2019.12.10】
    けいはんな学研都市でイスラエル企業が認知症向け音楽療法アプリの効果を確認
     ~学研都市病院とグローバル・スタートアップ支援プログラムの支援を受けて~
    ATRが「けいはんなリサーチコンプレックス事業」で推進するスタートアップ支援プログラム「KGAP+」参加イスラエル企業2getherが、アプリ日本語試用版の効果を実証しました。
     https://www.atr.jp/topics/press_191210.html


≪イベント・セミナー≫
けいはんなRC関連イベント情報


▼ Editor's Note ▼

あけましておめでとうございます。「令和」の改元に沸いた昨年でしたが、新元号も浸透し始め、新たな年が始まりました。
日本が目指す健康長寿社会の実現は、世界も注目するテーマです。
ATRは、様々なアプローチをもってその実現に貢献していく所存です。
今後ともATR News Letterをよろしくお願い申し上げます。


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