プレスリリース

2023年 6月29日

株式会社 国際電気通信基礎技術研究所
新たな基本理念「ともに究め、明日の社会を拓く」を策定

株式会社国際電気通信基礎技術研究所(京都府相楽郡精華町、代表取締役社長:浅見 徹、以下「ATR」)は、この度、新たな基本理念として「ともに究め、明日の社会を拓く」を策定しました。他機関との協働や人材交流とともに国際的見地に立った情報通信関連分野の先駆的研究とイノベーション創出で課題解決に取り組み、研究機関の視点でイノベーションエコシステムの発展に寄与してまいります。

ATRの新たな基本理念

 1986年に設立されたATRは、1989年に関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)最初の立地機関として本研究所を開所し、「国際的な産・学・官の連携のもとに情報通信関連分野における先駆的・独創的研究を推進する」、「優れた成果を挙げて広く社会・人類の幸せに貢献するとともに高度な専門的人材の育成にも寄与する」、「世界的な研究開発拠点として関西文化学術研究都市の発展に中核的な役割を果たす」の3つのミッションを掲げて世界に冠たる研究機関として歩みを進めてまいりました。
 ATRはその道のりにおいて、社会の状況変化や要請をふまえて変遷してきた国の科学技術ならびにイノベーションに関する基本計画に呼応し、設立期の基礎研究の推進を経て、研究成果の事業化、国の政策課題や目標に焦点に合わせた最先端研究開発、スタートアップ企業支援等科学技術イノベーションが生み出される好循環システム(イノベーションエコシステム)構築にも取り組みを拡げ、数多の優れた成果を継続的にあげてきました。
 この度、設立40年を前に、国内外の産・学・官の多様な機関との協働で社会課題・創出型課題に取り組み、Society 5.0の実現や2025年に開催される大阪・関西万博ならびにその後の社会に貢献する意思を広く表明することを目的に、ATRの新たな基本理念を「ともに究め、明日の社会を拓く」と策定しました。

ATRが取り組む課題領域
ATRが取り組む課題領域

 なお、本年の「ATRオープンハウス2023」(10月5日・6日、ATRにて開催)では、本基本理念をテーマに掲げ、ATRの最新研究成果・事業活動を紹介するポスター展示において、テーマ(基本理念)との関連を示します。
 高度な専門的人材が世界から集い切磋琢磨する文化を醸成し、けいはんな学研都市の発展に中核的な役割を果たしながら、卓越した研究機関の視点でイノベーションエコシステムの発展に寄与し社会の期待に応えてまいります。変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
(注)Society5.0:「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会 的課題の解決を両立する人間中心の社会」
(第6期科学技術・イノベーション基本計画より)
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)について
所在地:京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2(けいはんな学研都市)
代表者:代表取締役社長 浅見 徹
事業内容:脳情報科学、深層インタラクション科学、無線通信などの情報通信分野と生命科学に関する研究開発及び事業化
URL:https://www.atr.jp/
本件に関するお問い合わせ
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)経営統括部 企画・広報チーム
TEL:0774-95-1176
Email:pratr.jp